【調査レポート】職場への妊娠報告をためらった介護士の割合は約5割!「上司に妊娠報告をしたら、無視されたり嫌味を言われたりした」という声も

【調査レポート】職場への妊娠報告をためらった介護士の割合は約5割!「上司に妊娠報告をしたら、無視されたり嫌味を言われたりした」という声も

平素は弊社各種サービスをご利用いただき、誠にありがとうございます。本内容はPRTIMESにも掲載されております。

〜介護士の妊娠に関する実態調査:職場での報告に対する躊躇と懸念〜

介護士向け転職エージェント比較サイトを運営する株式会社SOKKIN(本社:東京都新宿区新宿2-8-3 AOIHOUSE SHINJUKUビル9階、代表取締役社長:本間 亮平)は、比較サイト運営を通じて、介護士の方々の生の声を聞いていく中で「介護士は、職場に女性が多いため、妊娠するタイミングが難しい」という声を受けて、介護士と妊娠の関係について調査しました。その結果、職場への妊娠報告をためらった介護士の割合は約5割、躊躇した理由として「職場が人手不足のため同僚に迷惑をかけると思った」、「安定期に入るまで待つべきだと思った」が2大トップとなりました。

調査の背景

職場に女性が多いからこそ、介護士の妊娠するタイミングは難しいと言われています。妊娠はおめでたいことのはずなのに、「今産休を取ったら人手不足の現場に迷惑をかけてしまうかも」と悩んでいる介護士も少なくありません。妊娠報告をしたことで、業務内容や周囲の対応に実際に変化はあったのでしょうか?

インターネット調査で2023年5月に行なったアンケートの回答結果から、「介護士が就職何年目で妊娠したか」「介護士が職場に妊娠報告したタイミング」、「職場に妊娠報告をするのをためらったか」、「介護士が妊娠中一番辛かった業務」、「妊娠報告をしたことによる影響」などをご紹介します。

調査結果

■妊娠した時期で最も多かったのは就職してから3・4年目

 就職何年目で妊娠しましたか?という問いに対して、「就職してから3・4年目」という人が最も多く約4割に上りました。次いで「5・6年目」26%となっています。

■妊娠がわかってから早めに報告する人が多い

 職場に最初に妊娠報告をしたのはいつ頃でしたか?という問いに対して、「妊娠初期(2~4ヶ月)頃」が最も多く挙がり、約半数を占めました。次いで「妊娠がわかってすぐ」が31%と、比較的早めに職場に妊娠報告した人が多いことがわかります。

■ためらうことなく職場に妊娠報告できた介護士は約5割

 職場に妊娠報告をする際にはためらうことなくできましたか?(複数選択可)という問いに対して「特にためらいなく報告できた」と回答した人は全体の46%(16票)にとどまりました。

過半数の介護士が何らかの理由で職場に妊娠報告をするのをためらったことがわかります。ためらった理由として最も多いのは、「職場が人手不足のため、同僚に迷惑をかけると思った」11票(31%)でした。次いで「安定期に入るまで待つべきだと思った」7票(20%)、「職場に言いにくい雰囲気があった」5票(14%)となっています。自分が産休を取ることで職場に迷惑がかかることを懸念する介護士が多いことがわかりました。

■妊娠中の介護士にとって「重い荷物の移動」が一番辛い業務

 妊娠中の業務で一番辛かったことはなんですか?という問いに対しては、「重い荷物の移動」9票(26%)が最も多く挙がりました。利用者の体位変換などを頻繁に行う介護士ならではの結果となりました。次いで、「長時間労働」7票(20%)、「立ち仕事」6票(17%)となりました。

■祝福されたという声がある一方で、嫌味を言われた人も

妊娠報告をしたことで業務内容や周囲の対応に変化はありましたか?(自由回答)に対しては、「周りから祝福の言葉やアドバイスが寄せられた」「体に負担のかかる仕事を減らしてもらえた」というものが多くみられました。また、「重い荷物運びの業務もあり、あまり特別扱いされなかった」「上司に妊娠報告をしたら、無視されたり嫌味を言われたりした」という回答もありました。

祝福を受けたり体調を配慮してもらえた介護士がいる一方で、業務内容に大きな変化がなかったり嫌味・小言を言われた介護士もいて、職場や世代によって大きく環境が違うことがわかります。

周りから祝福された

・ひたすら歓喜の声で応援しか無いというポジティブな反応だった。

・小規模のアットホームなデイサービスでしたが、報告すると喜んでもらえた。

・気持ち悪くて休みが増えたが、みんな優しくしてくれた。
・流産経験があったので、その事を知っていた上司たちにはとても良くしてもらえた。

・女性が多い職場(看護師)だったので理解はあり、報告に対しためらいも無かった。

・とても気を使ってくれたので言って本当に良かった。

・自分が育休を取った後に、立て続けに2人妊娠が発覚し、人手不足の期間が続いたが、快く復帰させてもらった。

体に負担のかかる仕事を減らしてもらえた

・重いものは持たないように配慮してもらえた。

・介助で力が必要な場面はほとんど代わって下さり、気遣ってもらえた。

・体調が優れないときには、事前に業務を調整してもらえた。

・夜勤、変則勤務、排泄業務、移乗介助、業務中に重い荷物を持つ仕事を免除してもらった。

・重労働は避け、デスクワークや軽作業メインの仕事内容に変更してもらえた。

・車の運転をしないように配慮していただいた。

・利用者の体位変換を2人制にして頂いたり、特浴の対応を外して頂いたりした。

・デイサービスの添乗業務から外してもらった。お腹が張る際には少し座ったり横になったりする時間を頂けた。

夜勤を減らしてもらえた

・安定期に入り、同僚たちにも報告した後は夜勤帯や介助負担も減らしてくれ、とても柔軟に対応してもらえた。

仕事を辞めることになった or 小言を言われた

・いろいろと気遣って頂いたが、当時は派遣先の勤務地が自宅からかなり遠く、お腹が大きくなる前に退職した。

・先輩に『私の時はー、昔はねー、』という妊婦でも普通に働くのが当然だったのよーっという、話の流れでなんとなく圧力を感じた。

・重い荷物運びの業務もあり、あまり特別扱いされなかった。

・業務が忙しく、特別扱いされなかった。

・上司に妊娠報告をしたら、無視されたり嫌味を言われたりした。

・当時の部署の課長は、妊娠・出産をよく思っていない人で、勤務表をかえられたり大変だった。

■今回の調査を通じて

何かしらの理由で職場に妊娠報告をすることをためらった経験のある介護士は約半数いました。しかし、いざ妊娠報告をしてみたら、業務内容を体に負担の少ないものに変えてもらえたり、周囲から盛大に祝福されたりするなど、温かい対応を受けたと言う声が多くみられました。一方で、業務内容に大きな変化がなかったり、嫌味・小言を言われた介護士もいて、職場によって大きく環境が違うことがわかりました。

我々は、介護士の方々がより良い職場で働けることを願いつつ、これからも現場の声を聞きながら、更なるサービス向上に努めてまいります。

調査の詳細

「職場への妊娠報告に関するアンケート(介護士限定)」
「職場に女性が多いからこそ介護士は妊娠するタイミングが難しい」という声を受け、介護士と妊娠の関係について調査する。

・調査期間:2023年5月11日〜2023年5月24日
・調査方法:ランサーズ株式会社のパネル利用によるインターネット調査
・対象者:在職時に妊娠経験がある介護士の方
・回収サンプル数:35票

介護士向け転職エージェント比較サイト

介護士向け転職エージェント比較サイト

当サイトは、介護士向け転職エージェントの求人数やエリア情報など、最新情報を比較するのは勿論ながら、 実際に各転職エージェントを利用した方の口コミ情報や 企業サイト運営者にインタビューさせて頂き、 当サイトを利用する皆様に最新コンテンツをお届けしております。

それにより、利用者の皆様が自分に合った転職エージェントを選ぶ際に失敗せず、 効率的かつストレスを軽減出来るサイト運営を心掛けております。利用者の皆様が当サイトと出会って、より良いキャリアに進み、 素敵な人生を歩むためのサポートとして当サイトを利用頂ければ幸いです。

会社概要

会社名:株式会社SOKKIN
設立日:2021年4月7日
代表者名:本間 亮平
所在地:東京都新宿区新宿2-8-3 AOIHOUSE SHINJUKUビル9階
会社HP:https://sokkin.me

———————————————————————

▼株式会社SOKKINのプレスリリース一覧
https://prtimes.jp/main/html/searchrlp/company_id/111846

この記事をSNSでシェア!

カテゴリから選ぶ